仕事終わりの虚しさ
夕方になって仕事が終わると、
「今日も仕事終わったよ」
と、空を見上げて毎日妻に語りかけます。
妻が亡くなってもうすぐ9回目の月命日を迎えますが、ポッカリ空いた心の穴はそのまま開きっぱなしです。
どんなに悲しくても、どんなに死にたくても、お腹は空くんだな、死別後はそんな事ばかり考えながら日々過ごしていました。
一緒に過ごした日々が、一緒に笑い合った日々が、だんだん、だんだん遠くなっていく。
でも、それは天国で再会できる日が近づいてる訳でもあり...
うーん...でも、自分が死ぬ日を待ちわびる、死んだ者通しで再会するのが楽しみで楽しみで仕方ない、という感覚になるのは難しく、やっぱりこうして生きている以上、以前のようにこの世界でまた一緒に過ごしたい、という叶わぬ願望がどうしてもあります。
こうやってずっと、この世界で2度と会えない悲しみを胸に抱きながら、この息苦しい世界を生きていくんですよね。
なんで。
なんでいないの。
未だにこの思いが湧いてきます。
とにかく、沢山の妻の写真に囲まれて、思い出と共に生きていこうと思います。
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